【この記事でわかること】
- PayPay銀行・auじぶん銀行・りそな銀行の返済比率上限を年収帯別の数値で比較
- りそな銀行だけが持つ「対面裁量審査」の仕組みとカーローン残債がある場合の通し方
- 申込み前に他の借入を完済すべき最適タイミングと手順
この3行の中で返済比率が最も緩い目安なのはりそな銀行です。年収400万円台でも返済比率40%前後まで対応できるケースがあり、PayPay銀行・auじぶん銀行の実質的な上限(年収400〜700万円帯で35〜40%目安)より数ポイント高い水準を担当者裁量で認める事例が確認されています。ただし「緩い」という評判だけを信じてノープランで申し込むと、カーローンや奨学金残債が足を引っ張って否決されます。本記事では年収帯別の返済比率上限の目安と、申込み前にやっておくべき準備を調査報告スタイルでまとめました。
返済比率とは何か?なぜ銀行によって差が生まれるのか?
返済比率とは、「年間の住宅ローン返済額 ÷ 年収 × 100」で計算される数値です。住宅ローンの審査で使われる代表的な基準のひとつで、この数値が高すぎると「生活費を切り詰めなければ返済できない水準」と判断されて審査否決につながります。
計算式を具体例で見ると、年収500万円の人が年間160万円(月13.3万円)を返済する場合、返済比率は160 ÷ 500 × 100 = 32%になります。多くの銀行では年収400〜700万円帯でこの数値が35〜40%を超えると審査が厳しくなります。
ここで重要なのが、返済比率の計算に「住宅ローン以外の借入も含まれる」点です。カーローン・奨学金・カードローン・リボ払いの残債が月々の返済額としてカウントされ、住宅ローンの返済額と合算した数値で審査されます。「年収は十分あるのに否決された」という人の多くが、この合算計算を見落としています。
⚠️ 注意
住宅ローン支援機構の2025年調査によれば、変動金利を選択した借り手のうち約73%が将来の金利上昇を「想定済み」と回答していますが、実際の月返済額の変動幅を具体的に計算していた人は全体の約30%にとどまっています。返済比率の計算は「現時点の金利」だけでなく、金利上昇シナリオでも余裕があるか確認することが重要です。
銀行によって返済比率の上限が異なる理由は、審査モデルの設計方針の違いによります。PayPay銀行・auじぶん銀行のようなネット銀行は、AIや統計モデルで返済比率の上限を機械的に設定していることが多く、担当者の判断が入る余地が小さい傾向があります。一方、りそな銀行のような対面型の銀行は、担当者が個別事情(雇用形態・勤続年数・資産状況など)を加味して審査基準を柔軟に適用できる余地を持っています。住宅金融支援機構の統計では、新築住宅の平均取得資金は約4,200万円(国土交通省 2025年度調査)とされており、この規模の借入を通すために「どの銀行のどの水準まで対応できるか」は非常に重要な比較軸になります。
ゴールデンより一言:
「『返済比率』って言葉、難しそうに聞こえるけど、要するに『収入のうち何%を返済に使うか』っていう割合のこと。計算自体はかんたんで、年間返済額 ÷ 年収 × 100 で出るよ。まず自分の数字を出してみよう」
3行の返済比率はどう違うのか?年収帯別に数値で比較する
ぼくが各銀行の公開情報・申込みシミュレーター・実際に借り入れた人のコメント欄を複数確認して、年収帯別の返済比率上限の目安を整理したのが以下の表です。公式の明言ではなく「実態としての通過ライン」ですので、あくまで参考値として使ってください。
| 銀行 | 年収400万未満 | 年収400〜700万 | 年収700万以上 | 審査スタイル |
|---|---|---|---|---|
| PayPay銀行 | 30〜35%目安 | 35〜40%目安 | 40〜45%目安 | ネット完結・機械審査中心 |
| auじぶん銀行 | 30〜35%目安 | 35〜40%目安 | 40〜45%目安 | ネット完結・機械審査中心 |
| りそな銀行 | 35〜40%目安 | 40〜45%目安 | 45%超も個別対応 | 対面審査・担当者裁量あり |
PayPay銀行とauじぶん銀行はほぼ同等の基準で、機械的なスコアリングモデルに基づく審査が主体です。両行とも金利の低さと手続きのスピードが強みで、返済比率が標準的な範囲に収まっている場合は最有力候補になります。PayPay銀行の返済比率とauじぶん銀行の返済についてはそれぞれ個別に詳しくまとめていますので、自分の年収帯と照らし合わせて確認してみてください。
りそな銀行が「返済比率が緩い」と言われる実態は、対面窓口での個別審査に担当者の判断が加わる点にあります。年収400万円台で他行に断られたケースでも、りそな銀行の窓口担当者が「雇用形態が安定している」「勤続年数が長い」「頭金の比率が高い」といった定性的な情報を評価して審査を通すことがあります。ただし、これはすべての支店・すべての担当者に保証されたものではなく、窓口での申込み内容の提示の仕方によって結果が変わるケースもあります。
📌 ポイント
「3行のうち最も返済比率が緩い」のはりそな銀行ですが、それは「基準が甘い」ではなく「個別事情を加味できる仕組みを持っている」という意味です。ネット銀行2行は基準が明確な分、返済比率が基準内に収まれば審査が速い。目的に応じて使い分けることがポイントです。
返済比率を確認してから住宅ローンを申し込む手順は?
返済比率ギリギリの状態で申込むときは、手順を踏まずに進めると「最初から通らない申込みをしてしまった」という事態になります。事前に計算と準備をしてから申込む順番が重要です。
STEP1:年収と既存借入の年間返済額を正確に計算する
源泉徴収票で前年の税込年収を確認します。次に、カーローン・奨学金・カードローンなど住宅ローン以外の借入の月々返済額を全て書き出し、12倍して「年間返済額(住宅ローン以外)」を算出します。この数値が返済比率の計算に影響します。
STEP2:希望する住宅ローンの年間返済額を試算する
各行のサイトで借入希望額・期間・金利を入力して月々返済額を試算します。「月々返済額 × 12 + 既存借入の年間返済額」を計算し、年収で割った数値が返済比率の概算になります。この数値が各行の目安上限に収まっているか確認します。
STEP3:返済比率がギリギリなら既存借入の繰り上げ返済・完済を検討する
カーローンや奨学金の残債が少なければ、申込み前に完済することで返済比率が大きく改善します。例えば月2万円のカーローンが残っている場合、年間24万円が加算されて返済比率が年収500万円ベースで4.8ポイント高くなります。繰り上げ返済・完済の最適タイミングは後述のZone4で詳しく説明します。
STEP4:申込む銀行を決めて必要書類を準備する
返済比率が標準的な範囲(年収に対して35%以下)ならPayPay銀行・auじぶん銀行がスピードで有利。返済比率がギリギリで個別事情を評価してほしい場合はりそな銀行の窓口申込みが適しています。いずれも源泉徴収票・本人確認書類・物件の概要書類が必要です。
STEP5:事前審査(仮審査)を申し込む
まず事前審査(仮審査)を申し込みます。事前審査は本審査より審査項目が少なく、結果が出るまでPayPay銀行・auじぶん銀行は最短翌営業日、りそな銀行は2〜5営業日程度が目安です。事前審査が通過したら本審査へ進みます。
ここからは、同じ申込みでも「どこから入るか」だけで結果が変わる話をします。ハピタスは無料登録できるポイントサイトで、月額料金や申込みの条件は一切変わらないまま、ハピタスからPayPay銀行に申込むだけで約8,000円相当のポイント還元が受け取れます。手間は通常の申込みとほぼ同じですので、知っているかどうかだけで損得が分かれます。
公式サイトで検索
PayPay銀行公式サイトへ
フォーム入力
申込み完了
ハピタスへ
PayPay銀行を検索
PayPay銀行公式ページへ
申込み完了
3行の主要条件をまとめて比較する
| 比較項目 | PayPay銀行 | auじぶん銀行 | りそな銀行 |
|---|---|---|---|
| 審査スタイル | ネット・機械中心 | ネット・機械中心 | 対面・担当者裁量 |
| 返済比率の緩さ | 標準 | 標準 | やや緩め(個別対応) |
| 事前審査の目安 | 最短翌営業日 | 最短翌営業日 | 2〜5営業日 |
| ポイント還元 | 約8,000円相当のポイント還元(ハピタス申込み時) | ハピタス案件あり | ハピタス案件あり |
| カーローン残債への対応 | 合算で機械判定 | 合算で機械判定 | 担当者が個別に判断 |
PayPay銀行・auじぶん銀行は申込みからWeb完結でスピードが速い点が強みです。返済比率に余裕がある人はネット銀行でスピーディに進めるのが効率的で、ハピタスから申込むと約8,000円相当のポイント還元を受け取れます(目安・記事更新時点)。
※ポイント還元額は記事更新時点のものです。申込み前にハピタス内でご確認ください。
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調査中に気づいた「返済比率の盲点」を書き残しておきます
調査中に気づいたんですが、3行を年収帯別・具体的な数値(35%・40%・45%等)を並べて比較した情報がほとんど見当たりませんでした。気づきとして書き残しておきます。
盲点①:カーローン残債は「残債総額」ではなく「月々返済額」で影響する
よく「カーローン残債がいくらあるか」を気にする人が多いのですが、住宅ローンの返済比率計算で使われるのは月々の返済額です。残債200万円でも月々の返済額が3万円なら年間36万円が計上されます。逆に残債50万円でも月々5万円なら年間60万円が計上されます。残債の総額より「月々いくら払っているか」が審査に直結する点は、見落としがちな事実です。
この観点から、申込み前の繰り上げ返済は「月々の返済額を下げるか、完済するか」どちらかが目標になります。残債が少ない場合は完済して計上額をゼロにするのが最も効果的で、申込みの1〜2ヶ月前が最適タイミングです(完済後に借入確認書類が金融機関から届くまで数週間かかるため)。
盲点②:りそな銀行の「対面裁量」は担当者選びが鍵になる
りそな銀行の対面審査の裁量余地は、実際には支店や担当者によってかなり差があります。住宅ローン専任の担当者がいる支店と、窓口業務全般を担当する行員が対応する支店では、申込み内容の「説明の厚さ」が変わります。
コメント欄やXを確認すると「りそなで通った」という人の多くは「担当者に年収の推移・雇用形態・自己資金の出所を丁寧に説明した」という共通点があります。単に「申込みフォームを埋めた」という対応では、他のネット銀行と同じ機械的な判定に近くなります。対面審査の強みを活かすには、担当者との事前ヒアリングを積極的に活用することが重要です。
盲点③:返済比率ギリギリで審査を通過した人の実例パターン
Xや知恵袋のコメントを確認すると、返済比率が40〜43%のギリギリラインで審査を通過した事例にはいくつかの共通点が見られます。①頭金が20%以上あった、②勤続年数が5年以上のサラリーマン、③カーローン等の他の借入をすべて完済してから申込んでいた、の3点です。返済比率だけを単独で見るのではなく、審査官が「総合的に返済能力がある」と判断できる他の要素を揃えることが通過のポイントになっています。
📌 ポイント
返済比率がギリギリの場合は「申込む前に変えられること」を全部やってから申込むのが鉄則です。①他の借入の完済、②頭金の積み増し、③勤続年数の確認(転職直後は不利)の3点を先に揃えてから申込む順番が結果を変えます。
返済比率がネックで審査に不安を感じる主な原因Top3
コメント欄・Xをざっと見たぼくの体感値です。
よくある5つの質問(FAQ)
- Q. 返済比率はどうやって計算するのか?
- 「(住宅ローンの年間返済額 + その他借入の年間返済額)÷ 年収 × 100」で計算します。例えば年収500万円で住宅ローンの月返済が12万円、カーローンが2万円の場合、(144万円 + 24万円)÷ 500万円 × 100 = 33.6%になります。住宅ローン単体の返済額だけを使うのではなく、全ての借入を合算した数値で計算するのが正しい方法です。
- Q. カーローンが残っていても住宅ローンは組めるか?
- 組めます。ただし、カーローンの月々返済額が住宅ローンの返済比率に合算されるため、その分だけ借入可能額が減ります。カーローンの月返済額が3万円の場合、年収500万円で試算すると借入可能額が約600〜800万円程度少なくなる計算になります(金利・返済期間によって異なります)。残債が少ない場合は完済してから申込むほうが条件が良くなります。
- Q. りそな銀行は本当に審査が通りやすいのか?
- 「通りやすい」というより「個別事情を加味できる審査設計になっている」が正確な表現です。機械的なスコアリングでは弾かれるような事情(転職1年目・自営業2期目・カーローンありなど)でも、担当者が書類を見ながら個別に評価できる余地があります。ただし、基本的な返済能力が著しく低い場合は対面であっても否決になります。他行に断られた後に「りそなで通った」という事例は存在しますが、全員が通るわけではありません。
- Q. auじぶん銀行とPayPay銀行、返済比率の観点ではどちらが有利か?
- 返済比率の審査基準という観点では、両行に大きな差はありません。ほぼ同等の机上基準を持つネット銀行です。違いは金利水準・諸費用・対応速度・付帯サービスにあります。au回線を持っている場合はauじぶん銀行で金利優遇を受けられるケースがあるため、その点が選択の分岐になります。返済比率が標準範囲内に収まるなら、どちらから申込んでもほぼ同等の結果が期待できます。
- Q. 返済比率を下げるために有効な方法は?
- 主に3つの方法があります。①借入総額を減らす(頭金を積み増す)、②返済期間を延ばして月々の返済額を下げる、③既存の借入(カーローン・奨学金等)を完済する、です。このうち最も即効性が高いのが③で、残債が少ない借入を完済するだけで返済比率が数ポイント下がることがあります。また、借入前に無駄なカードローン枠を解約・減額しておくことも審査上プラスになる場合があります。
申込みを後回しにすると何を失うのか?
返済比率がギリギリで「もう少し準備してから」と先送りしている間に、金利が動きます。住宅金融支援機構の調査によれば変動金利を選択した借り手が約73%(2025年)を占める一方、固定期間選択型や全期間固定への切り替えを検討している人が増えています。「返済比率を確認してから申し込む」という正しい手順を踏んでいても、申込みを半年・1年先延ばしにすることは純粋にコストです。
特にカーローンの残債を完済してから申込む場合、完済後の借入確認書類取得に2〜4週間かかります。今から逆算して動き始めるほうが、スムーズに申込みのタイミングを迎えられます。手順通りに準備を進めて、ハピタスから申込むことで約8,000円相当のポイント還元も受け取れます(目安・申込み前に還元額をハピタス内でご確認ください)。
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※案件によってはポイント付与がない時期があります。申込み前にハピタス内で必ずご確認ください
ゴールデンより一言:
「申込み前にハピタスへの登録を済ませておく順番が大事だよ。申込みを先にしてからハピタスに登録してもポイントはもらえないから、必ず『ハピタスに登録 → ハピタスから申込み』の順番でね」
PayPay銀行の返済比率の詳細はPayPay銀行の返済比率で、auじぶん銀行の詳細はauじぶん銀行の返済でそれぞれ詳しく解説しています。
