東京電力・東京ガス・ENEOSでんきを徹底比較|電力会社の乗り換え始め方と選び方【2026年版】

【この記事でわかること】

  • 東京電力・東京ガス・ENEOSでんきの料金差と、自分の生活パターンに合った乗り換え先の選び方
  • ハピタスから申込むだけで受け取れる約5,000円相当のポイント還元の仕組みと条件
  • 検針票1枚を手元に置けば最短10分、工事なしで乗り換え申込みが完了する5ステップの手順

電力自由化から数年が経ちましたが、「比較しようとしたら会社が多すぎて、結局そのままにしてしまった」という声をよく耳にします。ぼく自身も最初はそうでした。しかし資源エネルギー庁のデータによると、家庭の電気代は2022年比で約40%上昇しており(資源エネルギー庁「電力・ガス・石油等の価格動向」2025年)、選択を誤ると年間数万円の差が出ます。この記事では東京電力・東京ガス・ENEOSでんきの3社を軸に、乗り換え先の選び方と申込み手順を調査報告スタイルで整理しました。

目次

電力会社を乗り換えると月々の電気代はいくら変わるのか?

「乗り換えて本当にお得になるのか」という疑問を持つ人は多いです。答えは使用量によって変わりますが、まず知っておきたいのが損益分岐点の考え方です。

電力自由化後に多くの新電力が設定している料金体系では、月間使用量が130〜140kWh以下の家庭では乗り換えによる節約効果がほぼゼロか、逆に割高になるケースがあります。なぜかというと、基本料金と低使用量帯の単価設定が東京電力の従量電灯プランとほぼ同等に設計されているためです。電気使用量が少ない家庭ほど基本料金の占める割合が大きく、単価差だけでは逆転しにくい構造になっています。

一方、月間使用量が200kWh以上の家庭では、乗り換えによって月500〜2,000円程度の節約が見込めるケースが多くなります。経済産業省「電力需給統計」(2024年度)によると、標準的な4人家族の月間使用量は350kWh前後とされており、この使用量帯に当てはまる家庭であれば乗り換えを検討する価値は十分あります。

ただし「どの会社が一番安いか」は住んでいる地域・ガスとのセット利用の有無・車を持っているかどうか・昼間の在宅頻度によっても変わります。「徹底比較したつもりが自分には合っていなかった」という後悔を防ぐために、まず自分の使用量を確認するのが最初の一手です。

⚠️ 注意

「うちはガス暖房メインだから電気使用量は少なめ」という家庭は要注意です。月100kWh台の家庭では、新電力のプランによっては東京電力より高くなる可能性があります。申込み前に直近3〜6ヶ月の検針票で平均使用量を確認してから判断しましょう。

ゴールデンレトリバーのゴールデン

ゴールデンより一言:

「『損益分岐点』って難しそうに聞こえるけど、要するに『月の電気使用量が130kWhより多いなら乗り換えを検討する価値がある』ってこと。検針票を出して使用量の欄を見るだけで5秒で判断できるよ」

ぼく自身、最初はどの会社が自分に合うか判断できずに1年以上そのままにしていました。「自分の使用量が損益分岐点のどちら側なのか分からない焦り」は実際に検針票を見て初めて解消できます。直近の使用量の数字を確認するだけで、この不安はほぼ解消されます。

📌 ポイント

電気使用量の目安:単身・1K → 月50〜150kWh / 夫婦2人 → 月200〜300kWh / 4人家族 → 月350〜500kWh。月200kWh以上なら乗り換えメリットが生まれやすい使用量帯です。

東京電力・東京ガス・ENEOSでんきの違いはどこにあるのか?選び方のポイント

3社それぞれに異なる特性があります。「ガスも電気も一緒に切り替えたいか」「車を持っていてガソリン代も節約したいか」「とにかく安定性が大事か」の3軸で整理すると判断しやすくなります。

東京電力の特徴:安定性と燃料費上限が強み

東京電力は長年の大手としての安定感と、カスタマーサポートの充実度が強みです。停電時の復旧対応は引き続き東京電力パワーグリッドが担当するため、契約先がどこであっても復旧対応は変わりません。ただし自由化後も料金改定を繰り返してきた経緯があり、現在の従量単価は多くの新電力より割高です。

一方、東京電力の規制料金プランは燃料費調整額に上限が設けられている点が大きな特徴です。エネルギー価格が急騰しても電気代が青天井に上がりにくい仕組みになっており、「多少割高でも予測可能な家計管理を優先したい」という家庭には合理的な選択になります。

東京ガスでんきの特徴:都市ガス利用家庭に相性が良い

東京ガスは都市ガスを使っている家庭に特に相性が良いです。電気とガスをセットで契約する「ガスと電気セット」プランでは、ガス料金の割引が受けられるほか、電気の単価自体も東京電力よりも低めに設定されているプランがあります。

毎月の請求書がガス・電気まとめて1本になる管理のしやすさも評価されています。「毎月2社から明細が来てわかりにくい」という煩わしさが解消されます。東京ガスでんきの詳しい乗り換え情報は東京ガス電気への乗り換え比較ガイドでまとめています。

ENEOSでんきの特徴:ガソリン代節約も同時に狙える

ENEOSでんきはガソリンスタンドのENEOSとの連携が最大の特徴です。ENEOSカードとの組み合わせでガソリン代が安くなる仕組みになっており、車を所有していてENEOSで給油する頻度が高い家庭には電気代+ガソリン代の合計で節約効果が出やすいです。ただし、車を所有していない家庭やENEOSが近くにない環境では、その恩恵が薄くなります。ENEOSでんきの申込み方法についてはENEOSでんき乗り換えの始め方ガイドでも詳しく解説しています。

比較項目 東京電力 東京ガスでんき ENEOSでんき
月200kWhの料金目安 約5,200〜5,800円 約4,800〜5,400円 約4,900〜5,500円
ガスとのセット割 なし あり(月100〜500円相当) なし(ガソリン割あり)
燃料費調整額の上限 あり(上限付き) なし(上限撤廃済み) なし(上限撤廃済み)
2年縛り・解約違約金 なし プランによりあり プランによりあり
こんな家庭に向いている 安定・予測重視・引越し多め 都市ガス利用中・一本管理希望 ENEOS給油メイン・車所有

※料金目安は2026年5月時点の各社公式情報をもとに試算。燃料費調整額・再エネ賦課金は別途加算。実際の料金は使用量・契約アンペア数・地域により異なります。

電力会社の乗り換えはどう始めるのか?申込み手順を5ステップで解説

電力会社の乗り換えは「なんとなく面倒そう」と思われがちですが、実際には以下の5ステップで完結します。電気を止める必要はなく、工事の立ち会いも原則不要です。手元に直近の電気料金明細(検針票)を用意してから始めると、スムーズに進みます。

STEP1:検針票を手元に用意する

申込みに必要な情報は「供給地点特定番号(22桁)」「お客様番号」「現在の契約アンペア数」の3点です。これらはすべて現在の電気の検針票か、東京電力の「くらしTEPCO」アプリから確認できます。検針票が見当たらない場合はアプリでデジタル確認も可能です。「供給地点特定番号」は「お客様番号」と別物なので混同しないよう注意してください。

STEP2:乗り換え先のプランを選んで申込みページにアクセスする

東京ガスなら公式サイトのセットプランページ、ENEOSでんきなら公式サイトの申込みページから手続きを始めます。プランは「ガスも使うかどうか」「契約アンペア数(20A・30Aなど)」「月間使用量の目安」の3点で絞り込むと選びやすくなります。比較サイトから申込む方法もありますが、後述する方法を使うとポイント還元を受け取りながら申込みが可能です。

STEP3:申込みフォームに必要事項を入力する

フォームでは氏名・住所・連絡先に加えて、STEP1で確認した「供給地点特定番号」と「契約アンペア数」を入力します。引越しを機に切り替える場合は入居日と旧住所も求められることがあります。入力自体は慣れれば10〜15分程度で終わります。途中でフォームが閉じてしまっても最初からやり直しになるため、検針票を手元に置いた状態で始めた方が確実です。

STEP4:支払い方法を登録する

クレジットカード払いか口座振替かを選択します。クレジットカード払いにするとカード会社のポイントも同時に積算されるため、お得度がさらに上がります。支払い方法は後から変更もできますが、最初に設定しておくと管理が楽です。銀行口座振替を選ぶ場合は通帳またはキャッシュカードの準備が必要です。

STEP5:申込み内容を確認して送信する

入力内容をすべて確認してから申込みを完了させます。切り替えの手続きは電力会社側が東京電力に通知する形で進むため、東京電力へ解約の電話をする必要はありません。切り替え完了まで通常3〜4週間かかりますが、その間も今の電力会社からの電気供給は継続されます。切り替え完了後は新電力会社からメールか書面で通知が届きます。

ここからは「同じ申込みでも、どこから入るかだけで結果が変わる話」をします。ハピタスは無料登録できるポイントサイトで、料金プランや月額料金は通常申込みと一切変わりません。ハピタスから東京ガスの申込みページに進むだけで約5,000円相当のポイント還元が受け取れます。手間は通常の申込みとほぼ同じなので、知っているかどうかだけで損得が分かれます。

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申込みルートで変わるもの・変わらないものの比較

比較項目 公式サイトから直接申込み ハピタスから申込み
月額料金・プラン内容 変わらない 変わらない
申込みフォームの手順・工数 公式サイトのフォーム入力のみ ハピタスから同フォームに進む
ポイント還元 なし 約5,000円相当のポイント還元
切り替え完了までの日数 3〜4週間 3〜4週間(変わらない)
工事・立ち会い 原則不要 原則不要(変わらない)

※ポイント還元額は記事更新時点のものです。申込み前にハピタス内でご確認ください。案件によってはポイント付与がない時期があります。

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調査中に気づいたこと:燃料費調整額・入居タイミング・2年縛りの盲点

調査中に気づいたんですが、乗り換えを検討している人のほとんどが「月額の安さ」だけで会社を選んでいて、いくつかの重要なポイントを見落としていることが多いです。見落としがちですが、選択の結果に直接影響する話なので気づきを書き残しておきます。

盲点①:燃料費調整額の上限撤廃は月いくら影響するのか

東京ガスやENEOSでんきをはじめ多くの新電力は、2022〜2023年のエネルギー価格急騰の際に燃料費調整額の上限を撤廃しました。上限がない状態で燃料価格が急騰すると、電気代が青天井に上がるリスクがあります。

資源エネルギー庁「燃料費調整制度の概要」(2023年)によると、2022年の燃料費急騰期には標準世帯(月350kWh)で燃料費調整額だけで月1,500〜2,500円の上昇が生じたケースもありました。東京電力は規制料金プランに上限を設けているため、同じ期間でも上昇幅が抑えられていた家庭が多くいます。

「今は新電力より高くても、燃料急騰時のリスクヘッジとして東京電力の規制プランに残る」という判断は合理的です。エネルギー価格の先行きが不透明な時期は特に、上限の有無を確認してから選ぶことが大切です。

📌 ポイント

新電力プランを選ぶ前に「燃料費調整額に上限があるか」を各社のプラン概要ページで確認すること。「燃料費調整額は上限なし」と書かれているプランは価格変動リスクを受け入れることになります。

盲点②:住宅購入直後・入居前の申込みタイミングはいつが正解か

住宅購入後に「入居してから落ち着いたら乗り換えよう」と考える人が多いですが、実は入居前に申込み手続きを完了させておく方が効率的です。具体的には、内覧または鍵の受け渡し時に「供給地点特定番号」を確認してから乗り換え先の申込みページで切り替え日を入居日以降に指定します。

電力の切り替え自体は通電開始後でないと有効になりませんが、申込み手続き自体は入居前でも可能です。これを知らずに「入居して安定したら乗り換えよう」と後回しにすると、切り替え完了まで3〜4週間かかり、その間は東京電力の単価で請求が続きます。引越しのタイミングを活用できると、切り替えの無駄がゼロになります。

東京ガスでんきへの切り替え時に確認しておきたい注意点(縛り条件・切り替え不可なケース等)については、東京ガスでんき乗り換え時の注意点まとめでも詳しく解説しています。

盲点③:2年縛り途中解約のコストを事前に計算する方法

「お得」と思って選んだプランに2年縛りが設定されていて、途中解約時に違約金が発生するケースがあります。違約金の相場は2,000〜3,000円程度が多いですが、プランによっては5,000円以上のケースもあります。

判断のための計算式は単純です。「月々の節約額 × 縛り期間の残月数 > 違約金」であれば、乗り換えはトータルでプラスになります。たとえば月500円節約できて縛り残15ヶ月・違約金3,000円の場合、7,500円(節約)−3,000円(違約金)=4,500円のプラスです。一方、月300円の節約で残5ヶ月・違約金3,000円なら、1,500円(節約)−3,000円(違約金)=1,500円のマイナスになります。

転勤が多い・賃貸で住み替えを検討中の場合は、縛りのないプランを最初から選ぶ方が安心です。

電気代を損し続けた理由・経験者の本音Top4

38%
使用量で損得が逆転
27%
燃料費値上げリスク未把握
23%
セット割の得失判断ミス
12%
その他

コメント欄・Xをざっと見たぼくの体感値です。

乗り換えでよく出る疑問5つ

Q. 東京電力から乗り換えると停電時の復旧対応は変わりますか?
送配電網(電線・電柱)は引き続き東京電力パワーグリッドが管理しています。停電時の復旧作業はどの電力会社を選んでいても東京電力パワーグリッドが対応するため、復旧スピードに差はありません。ただし、新電力のカスタマーサポートの質(問い合わせ対応・夜間受付など)は会社によって差があるため、事前に確認しておくと安心です。
Q. 乗り換えに工事や立ち会いは必要ですか?
工事は原則不要です。ただし旧型のアナログメーターが設置されている場合は、切り替え時にスマートメーターへの交換工事が行われることがあります。この費用は無料で、立ち会いも不要なケースがほとんどです。交換の際に30分程度の一時停電が発生することがありますが、事前に通知が届きます。
Q. 電力会社を乗り換えた後にまた東京電力に戻せますか?
可能です。ただし東京電力に戻す場合、旧・規制料金プランには戻れず自由料金プランへの申込みになる点に注意が必要です。戻す手続きも通常の乗り換えと同様に3〜4週間の期間がかかります。「やっぱり東京電力が良かった」と後悔しても手続きは可能なので、まず試してみる感覚で乗り換えを判断することもできます。
Q. 東京ガスでんきとガスを同時に申込むメリットは何ですか?
電気とガスをセットで申込むとガス料金から割引が適用されます。また毎月の請求書が1本にまとまるため家計管理がシンプルになります。電気の基本料金や従量単価自体は単独申込みと変わらないケースが多いですが、ガス割引分を含めたトータルではセット申込みが有利です。都市ガスをすでに東京ガスで使っている家庭は特に相性が良いです。
Q. マンション・集合住宅でも電力会社を自由に選べますか?
個別契約型のマンション(各部屋に個別メーターがある物件)であれば選択可能です。一括受電契約型のマンションは建物全体で電力会社が決まっているため、入居者個人では切り替えができません。申込みフォームにマンション名と部屋番号を入力して弾かれないかで判断できます。不明な場合は管理組合か管理会社に確認するのが確実です。

先延ばしにするほど損が積み上がる理由とは何か?

「いつかやろうと思っているうちに1年経ってしまった」というパターンは非常に多いです。仮に乗り換えで月1,000円の節約ができるなら、1年で12,000円の差になります。さらにハピタスの約5,000円相当のポイント還元を加えると、1年目だけでトータル17,000円前後の差が生まれます。

申込み自体は検針票を手元に置けば10〜15分の作業です。「面倒」と感じるのは手順が分からないときだけで、この記事を読んだ後は驚くほどスムーズに進みます。切り替え後に電気が止まることも工事の立ち会いも不要です。

ハピタスのポイント還元を受け取るには「ハピタスに無料登録した状態でハピタス上の申込みページから手続きを完了すること」が条件です。先に電力会社の公式サイトで申込みを完了してしまうとポイント付与の対象外になります。順番だけ守れば、普通の申込みと手間はほぼ同じです。

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※案件によってはポイント付与がない時期があります。申込み前にハピタス内で必ずご確認ください

※ポイント還元額は記事更新時点のものです。申込み前にハピタス内でご確認ください。

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この記事を書いた人

妻と子ども3人+ゴールデンレトリバーと暮らす会社員です。住宅ローンを機に「給料だけに頼る生活を変えよう」と決め、NISA・ふるさと納税・ポイ活使えるものは全部試してきました。失敗もしました。その経験が全部、このブログに入っています。

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